Amazon Photosの使い方|家族や知人も容量無制限に写真を保存できるファミリーフォルダについても解説

写真

Googleフォトが無料で容量無制限に写真を保管できるサービスを2021年5月末に廃止しました

同サービス廃止を受けて、容量無制限に無圧縮で写真を保管できるサービスを提供するAmazon Photosに注目が集まっています

本記事ではiPhone/iPad用のAmazon Photosのアプリの使い方だけでなく、Amazon Photosの最大のメリットである容量無制限の写真保存機能、分かりにくいAmazon PhotosとAmazon Driveの違いや両サービスの関係性、Amazon Photosを利用する際の注意点について解説します

特に、iPhone12 Proから対応したProRAWデータや一眼レフカメラのRAWデータをiPhone/iPadのAmazon Photosアプリを使ってバックアップするとデータが圧縮されてしまう問題がある為、RAWデータを無圧縮でオリジナルのデータのままアップロードする方法も解説します

Amazon Photosの特徴

GoogleフォトやiCloud写真にはないAmazon Photosの最大の特徴とメリットが、Amazonプライム会員であれば写真データを容量無制限に無圧縮で保存できることです

そして、一般的な写真の形式であるJPEGのみならず、データサイズが大きいRAWデータやiPhone12 Proから対応しているProRAWデータも容量無制限の対象になっています

さらに、プライム会員が招待した非プライム会員の家族や知人最大5名まで無料で写真データの容量無制限・無圧縮保存の機能を利用することができます

プライム会員 一般会員
料金

4,900円/年(500円/月)

30日間の無料お試し期間あり!
1年分まとめて支払いがお得

無料

無料で使えるストレージ容量

写真データは容量無制限!

RAWデータも無制限の対象
写真データ以外は5GBまで

5GB

使えるAmazon Photosの機能

画像(人物・もの)認識

フォルダ整理をしなくても
画像認識機能を使って
目的の写真を簡単検索!

× なし

ファミリー共有機能

家族・友達も無制限の
写真データ保存の対象!
その他の特典サービス

◎ あり

PrimeVideoやPrimeMusicなど
様々な特典が利用可能!
詳細は本記事後半で解説

× なし

30日間の無料体験

プライム会員はAmazon Photosの特典に加え、注文した商品の無料配送・お急ぎ配送・会員向け特別価格・Prime Video・ Prime Music 等様々な特典が利用できることができます

これらのプライム会員が受けることのできる全ての特典を無料で30日間試すことができるのも嬉しい点です

Amazon PhotosとライバルサービスであるGoogleフォトズ、iCloud写真との違いについてはこちらの記事で解説しています▼

Amazon Photosを使いこなす為に知っておくべきこと

Amazon Driveのフォルダ構造とAmazon Photosの関係

AmazonはAmazon Photosとは別にAmazon Driveという写真や動画、PDF等の書類を保管することのできるクラウドストレージサービスを提供しています

この2つのサービスは各々が独立したサービスではなく相互関係にあります

Amazon PhotosとAmazon Driveの関係を理解できると、Amazon Photosを使った写真管理がよりやり易くなります

ポイントその1

Amazon PhotosはAmazon Driveの一機能

Amazon PhotosはAmazon Drive内に保管されている写真と動画を閲覧・管理するためのアプリです

Amazon Photosを使ってアップロードした写真・動画はAmazon Drive上に保存されます

写真のアップロードや閲覧はAmazon PhotosアプリとAmazon Driveアプリのどちらでも可能ですが、Amazon Photosアプリはより写真の閲覧・管理がしやすい作りになっています

ポイントその2

Amazon Photosを使ってアップロードした写真と動画は、Amazon Drive内のAmazon Photos用フォルダに保存される

Amazon Driveにはデフォルトで以下の3つのフォルダが用意されています

一見するとAmazon Photosを使ってアップロードした写真と動画はこの『写真』フォルダと『ビデオ』フォルダにそれぞれ保存されそうですが、そうではありません

Amazon Photosアプリを使って写真・動画をアップロードすると、各々の機器(iPhone・iPad・パソコン)やWebアプリに対応するフォルダがAmazon Drive上に自動生成され、そのフォルダの中に写真・動画が保存されます

*iPhone /iPadについては、Amazon drive直下にある『Pictures』フォルダの中に、それぞれの機器の名前が反映されたAamzon Photos用のフォルダが自動生成されます

*機器の名前は設定アプリ → 一般 → 情報 → 名前 で確認することができます

ポイントその3

Amazon PhotosはAmazon Drive内の全ての写真・動画を自動で認識しサムネイル表示する

Amazon PhotosはAmazon Drive内のフォルダ単位ではなく、Amazon Drive内に保存されている全ての写真・動画を自動的に認識し、日付・場所・アルバム単位整理する仕組みです

例えば、Amazon Driveのデフォルトのフォルダである『ドキュメント』に写真・動画を保存してもAmazon Photos上で写真・動画が認識され他のフォルダに保存されている写真・動画と区別無く一括して閲覧することができます

スマホ用・Webブラウザ用・デスクトップ(パソコン)用の3種類のアプリ

ポイント
  • Amazon Photosスマホアプリ、Webアプリ、デスクトップアプリの3種類
  • Amazon Driveはスマホアプリ、Webアプリの2種類
  • 各アプリで対応している機能が少しづつ異なる

Amazon PhotosとAmazon Driveにはスマホ用のアプリ、Webブラウザ上で動くWebアプリ、パソコンで使えるデスクトップアプリの3つのアプリが用意されています

例えば、iPhone/iPadのAmazon Photosアプリ単体では無圧縮のRAWデータのアップロードに対応していなかったり、大量の写真をまとめて削除しづらいユーザーインターフェースだったりするので、やりたい事に応じてアプリを使い分けることをおすすめします

使用する機器によってAmazon Photos/Amazon Driveで利用できる機能が変わります

基本はAmazon Photosアプリをメインに使用すれば問題ありませんが、まれにAmazon Photosアプリはでは対応していない機能があるため、ケースバイケースでAmazon DriveやWebアプリを使い分けることAmazon Photosを有効活用することができます

Amazon Photos|iPhone /iPadアプリ

Amazon Photos
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開発元:AMZN Mobile LLC
無料
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Amazon Drive|Phone /iPadアプリ

Amazon Drive
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開発元:AMZN Mobile LLC
無料
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Amazon Photos|Amazon Drive WebアプリのURL

iPhone、iPad、パソコンのいずれでも利用することができます

Amazon Photos Webアプリへのリンク
Amazon Drive Webアプリへのリンク

Amazon Photos|デスクトップアプリ

Amazon Photos デスクトップアプリ ダウンロードリンク

保存可能な写真・動画のファイル形式

ポイント
  • Amazon Photosはほとんどの写真・動画のファイル形式に対応しています
  • RAWの保存にも対応していますが、iPhone/iPadのAmazon Photosアプリでは無圧縮でアップロードすることができません(対処方法は本記事の最後に解説)

保存することのできる写真・動画のファイル形式がAmazonのヘルプページに掲載されいます

最新の情報はこちらから確認してください

Amazon ヘルプアンドカスタマーサービスより転載

アップロード可能な写真形式


写真
形式
iPhone/iPadアプリ Webアプリ
デスクトップ
アプリ
Amazon
Photos
Amazon
Drive
Amazon
Photos
Amazon
Drive
JPEG
(jpg)


フォルダ・
アルバム
単位のアップロード

HEIF
(heic)

RAW
ProRAW
✖️ ✖️
*写真Appの共有機能を利用すれば
RAWのアップロード可能
✖️ iPhone/iPad
◯ パソコン
✖️ iPhone/iPad
◯ パソコン

ダウンロード可能な写真の形式


写真
形式
iPhone/iPadアプリ Webアプリ
デスクトップ
アプリ
Amazon
Photos
Amazon
Drive
Amazon
Photos
Amazon
Drive
JPEG
(jpg)


フォルダ・
アルバム
単位のアップロード

HEIF
(heic)
✖️
RAW
ProRAW
◯ iCloudダウンロードフォルダに保存 ✖️ iPhone/iPad
◯ パソコン

Amazon Photosの使い方(iPhone版)

事前準備と初期設定


アカウントの登録方法


Amazon Photosを利用するためには事前にAmazonのアカウントに登録しておく必要があります

普段Amazonで買い物をしている人は登録済みのアカウント情報を利用できます

Amazonのアカウントを持っているない人は事前に無料アカウントを作成しておきましょう

無料アカウントの場合、使用できるデータ容量は最大5GBです

プライム会員は送料無料・お急ぎ配送・会員向け特別価格・Prime Video・ Prime Music 等様々な特典だけでなく、無料で利用できる5GBストレージ容量に加えて写真データを圧縮無しで無制限に保存することができます

30日間の無料体験

アプリのダウンロード


Amazon Photos
Amazon Photos
開発元:AMZN Mobile LLC
無料
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Amazon Photosアプリからログイン


Amazon photosを起動するとアカウント情報を入力する画面が表示されます

登録済みのアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインをタップします


自動保存の設定


ログイン後、自動保存とモバイルデータ通信を利用するかを選択する画面が表示されます

自動保存を有効にすると、iPhone/iPadの写真アプリに保管されている写真と動画が自動的にアップロードされます

iPhoneで撮影した写真と動画を自動でバックアップしたい場合にはこの機能をオンにします

  • 初期の設定では写真と動画の両方が自動保存の対象となっていることに注意してください
  • 動画を自動保存の対象にするか否かは初期設定後に設定メニューから選択することができます

バイルデータ通信の設定


モバイルデータを有効にすると、WiFiに接続されていない場合でも、モバイルデータ通信を使用して写真アプリ内にある写真と動画を自動的にアップロードします

初期状態は無効の設定になっています

自動バックアップによってスマホのデータ通信容量を消費したくない場合は無効にしておきましょう

自動アップロードのやり方


初期設定の続き


初期設定の画面で自動保存を有効にした場合には、画面下の終了ボタンをタップすると写真のアップロードが開始されます

モバイルデータを無効にした場合はWiFiが繋がるまで自動保存は始まりません

① 一定時間が経過するとAmazon Photosのホーム画面に遷移しバックアップの進行状況が画面の上に表示されます

② あとは写真・動画が自動でアップロードされるのを待つだけです


設定メニューから自動保存を有効にする


① ホーム画面の右下にある『その他』をタップ(左)

② 次の画面に表示される設定をタップします

③ アップロードをタップ

④ 自動保存を設定する画面が表示されます

自動保存をオンにすると写真だけが自動保存の対象となります▼

ビデオをオンにすると写真に加えて動画も自動保存の対象になります▼

WiFi接続時だけでなくモバイルデータ通信でも写真を自動保存したい場合には『モバイルデータを使用して写真を自動保存する』をオンにします▼

写真に加え動画もモバイルデータ通信で自動保存したい場合には『モバイルデータを使用してビデオを自動保存する』をオンにします▼

手動アップロードのやり方


初期設定の続き


自分が選んだ写真・動画だけをバックアップしたい場合は初期設定の画面で手動保存の機能をオフにします▼

① 『カメラロールから』もしくは『写真の選択』をタップします

② iPhone/iPadの写真アプリのライブラリもしくはアルバムを選択します

  • 写真アプリのライブラリ=コレクション
  • 写真アプリ内で作っているアルバム=スマートコレクション

に対応しています

③ 任意の写真を選択します選択後『アップロード』をタップして手動のアップロードは完了です


メニューから手動アップロード


① ホーム画面右下のメニュー『その他』をタップ

② 『写真とビデオをアップロードする』をタップ

③ ④ 写真アプリに保存されている写真を選択します

⑤ 写真を選択したら右上のアップロードをタップ

⑥ 画面上部にアップロードの状態が表示されます

⑦ アップロードが完了するとAmazon Photosのホーム画面にもアップロードした写真が表示されます

アルバム機能の使い方

ポイント
  • 家族写真や旅行の写真など、複数の写真をグループ化して1つのアルバムにまとめることができます
  • 写真を整理したり後から写真を見返す時に便利な機能です

① ホーム画面の下・真ん中にある『アルバム』をタップ

② 画面右上の『+』または『アルバム作成』をタップ

③ アルバム名を入力します

④ 任意の写真を選択し画面右上の『作成』をタップします

⑤これでアルバムの完成です

ファミリーフォルダの使い方(プライム会員のみ)

ポイント
  • ファミリーフォルダに招待された家族や知人はファミリーフォルダ機能だけでなく、容量無制限の写真データ保存のサービスを無料で利用することができます
  • ファミリーフォルダはプライム会員(管理者)と招待された人全員が閲覧できますが、個人フォルダは本人しか閲覧ができないのでプライバシーが守られます
  • 招待される人はあらかじめAmazonの無料アカウントを作成しておく必要があります

ファミリーフォルダに招待する方法


① ホーム画面下にある『ファミリー』をタップします

② 画面上の『招待』をタップします

③ 携帯電話番号またはメールアドレスを直接入力するか、右側の+ボタンをタップしてiPhoneに登録してある連絡先より選択することができます

④ 携帯電話番号を入力する場合は、先頭に日本の国番号である+81を入力し、続けて携帯電話番号の先頭の0を付けず9または8以降の10桁の数字を入力します

入力が完了したら画面下の『招待の送信』をタップします

⑤ 画面下に『招待を正常に完了しました』が表示されたことを確認して終了です


ファミリーフォルダに参加する方法


ファミリフォルダーに参加する為には、事前にAmazonの無料アカウントを作成しておく必要があります

Amazonの無料アカウントの作成が終わったらファミリーフォルダの登録に進みます

① Amazonから送られてきたSMSかメールを開き、添付されているリンクをタップします

② 事前に作成したAmazonのアカウント情報を入力し『ログイン』をタップします

③④ 表示された『承諾』をタップします

以下の表示がされたらファミリフォルダの登録が完了です


招待したユーザーを削除する方法


2021年9月現在、iPhone/iPadのAmazon Photosアプリで招待したユーザーの登録を削除することはできません

ユーザー登録を削除するにはAmazon PhotosのWebアプリを利用する必要があります

① Amazon PhotosのWebアプリにログインしたら、右上の人のアイコンをタップ

② 設定をタップ

③ ファミリー設定をタップ

④ 削除したい招待済みのユーザーをタップ

⑤ チェック項目2つにチェックを入れて削除をタップ

これで招待ずみのユーザーの削除は完了です

検索機能の使い方(プライム会員のみ)

ポイント
  • Amazon Drive上にある写真をAmazon Photosのアプリが画像認識しています
  • 認識された人物名・もののキーワードで検索することができます

フリーキーワードによる検索


検索機能はプライム会員だけが使える機能の為、一般会員の場合は検索機能は表示されません

プライム会員の
ホーム画面表示

一般会員の
ホーム画面表示

『人物名』と『もの』で写真を検索することができます

*『人物名』で検索する為には事前にAmazon Photosが認識した顔に名前を設定する必要があります(設定の仕方は後述)

検索したいキーワードを入力します

試しに『飛行機』、『花』で検索をしてみます

『飛行機』で検索

『花』で検索

精度100%とはいきませんが、探したい写真が見つからない場合にはキーワード検索を試してみる価値はありそうです


サイドバーから写真を検索する


ホーム画面上の右から2番目に表示されているボタンをタップします

① プライム会員は保存されている写真を『お気に入り』、『人物』、『場所』、『もの』に分類したサイドバーが表示されます

② 一般会員は検索機能に対応していない為、サイドバーには『人物』、『場所』、『もの』の分類が表示されません


プライム会員の
サイドバー


一般会員の
サイドバー


人物名の登録


人物名で検索する為には、画像認識で分類されたそれぞれの顔に名前を登録しておく必要があります

① ホーム画面の下にあるアルバムをタップします

② 人物をタップします

③ 初期状態では画像認識されたそれぞれの顔に名前が設定されておらず『不明』となっています
 人物名を設定したい顔をタップします

④ 右上のアイコンをタップします

⑤ 名前変更をタップします

⑥ 検索バーに設定したい人物名を入力します

⑦『***に名前を変更』をタップします

⑧ これで入力した人物名が反映されました

⑨ 人物一覧にも設定した人物名が反映されています

RAWデータのアップロード

Amazon Photosを使ってRAWデータをアップロードするとデータが圧縮されてしまう問題

ポイント
  • iPhone/iPadのAmazon Photosアプリを使って写真アプリのカメラロールにあるRAWデータをアップロードすると、圧縮されたデータが保存されてしまいます
  • 圧縮されたデータであっても見かけはRAWデータの形式を維持(RAWの拡張子を維持)しているので圧縮されたRAWデータか否か判別しにくいことが注意点です

iPhone12 Pro Maxで撮影したProRAWのアップロード検証結果


写真アプリに保存されているProRAWデータをAmazon Photosアプリを用いてアップロードし、アップロードしたファイルの容量をAmazon Photosの情報メニューで確認してみます

ProRAWのファイル拡張子はDNGなので、一見するとRAWデータとして正しくアップロードされいているように見えますが、表示されているファイル容量を見るとファイルサイズがかなり小さいことが分かります(RAWデータのファイルサイズは通常20MB前後)

オリジナルサイズは29.2MBなのでファイルサイズが10分の1以下に圧縮されてしまっています

今回検証を行ったProRAW写真はホワイトバランスのテストを目的に、マニュアル撮影できるカメラアプリ(MomentのPro Camera)を使いホワイトバランスをわざと青側(2000K)に振って撮影をしました

Pro Camera by Moment
Pro Camera by Moment
開発元:Moment Inc.
¥860
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撮影したProRAWデータをAmazon Photosを使ってアップロードし、そのデータを再びiPhoneにダウンロードしてLightroomでホワイトバランスの調整を行ってみます

Adobe Lightroom:写真加工・編集・高画質カメラ
Adobe Lightroom:写真加工・編集・高画質カメラ
開発元:Adobe Inc.
無料
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① Lightroomでは、ProRAWを含む本来のRAWデータは色温度をK(ケルビン)単位で調整することができます
 ところが本検証で使用した圧縮されたProRAWデータは撮影時のホワイトバランスの値が反映されないだけでなく、K(ケルビン)単位で調整することできません

② 写真右にある白い紙を基準にホワイトバランスの調整を試みましたが、ホワイトバランスを適切に調整することができませんでした


圧縮されたProRAWデータ
ホワイトバランス調整


圧縮されたProRAWデータ
ホワイトバランス調整

以上の結果より、iPhone/iPadのAmazon Photosアプリを使ってアップロードしたProRAWデータは、アップロードの過程でデータが圧縮され本来のProRAWのデータを保持していないことが確認できました

本来のProRAWデータでホワイトバランスを調整した場合

圧縮されていないオリジナルのProRAWデータでホワイトバランスを調整した結果をご紹介します

① ホワイトバランスを『撮影時』にすると撮影時のホワイトバランスである2,000Kが反映されます

② ProRAWは一般的なRAWデータ同様に撮影後(現像時)に自在にホワイトバランスを調整することができます

圧縮されたProRAWデータでは難しかったホワイトバランスの調整ができていることがわかります


オリジナルProRAWデータ
ホワイトバランス調整


オリジナルProRAWデータ
ホワイトバランス調整


SONY A6400で撮影したRAWのアップロード検証結果


次にSONYのミラーレス一眼レフ(A6400)で撮影したRAWデータ(拡張子:ARW)をiPhoneのAmazon Photosアプリを使ってアップロードした結果を見てみます

ProRAW同様にAmazon Photosの情報表示機能を使ってファイル名とファイルサイズを確認してみます

ソニーのRAWファイル形式であるARWとしてアップロードされいてますが、こちらもProRAWと同様にファイルサイズが一般的なRAWデータと比較してかなり小さいことが確認できます

ProRAWデータと同様にデータが圧縮されてしまっているようです

RAWデータを無圧縮でアップロードする方法

ポイント
  • 写真アプリの共有機能とAmazon Driveアプリを組み合わせることで、iPhone/iPadからRAWデータを無圧縮でアップロードすることができます

Amazon Driveアプリのダウンロード


Amazon Drive
Amazon Drive
開発元:AMZN Mobile LLC
無料
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RAWデータをアップロードする手順


① 写真アプリを立ち上げ、保存されているRAWデータの中からアップロードしたいRAWデータを選択し、画面左下の共有ボタンをタップ

② 表示されるアプリの一覧からAmazon Driveを選択します
 * Amazon Driveアプリが表示されない場合の対処方法は本記事最後に解説します

③ 表示されたAmazon Driveの中から任意のフォルダを選択、もしくは左下の『フォルダを作成』より新しいフォルダを作成しRAWデータの保存先を決定します
*今回は予め作成してあったフォルダ『RAWアップロードテスト』にRAWデータをアップロードします

④ 任意のフォルダを選択したら右下の『保存』をタップします

⑤ ⑥ アップロードの状況が円グラフで表示されます

⑦ 『アップロードに成功しました』が表示されたら完了です


正しくアップロードされているかの確認
(Amazon Photosアプリ編)


写真AppとAmazon Driveアプリを使ってアップロードしたRAWデータが正しくアップロードされているかをAmazon Photosアプリで確認します

① Amazon Photosアプリを起動してアップロードしたRAWデータを選択します

② 画面右上の『i(情報)』をタップ

③ オリジナルのRAWデータと同じファイル容量がであることが確認できます
 *RAWデータは一般的に20MB前後のファイル容量


正しくアップロードされているかの確認
(Amazon Drive Webアプリ編)


Amazon DriveのWebアプリを使うとファイル名やファイルサイズを一覧で見ることができます

今回は、ProRAWデータ(拡張子:DNG)2つとソニーのRAW(拡張子:ARW)1つについて、2つの方法でアップロードした結果を比較してみます

① 写真アプリ→Amazon Driveアプリを使ってアップロードしたRAWデータのファイル情報

② Amazon PhotoアプリでアップロードしたRAWデータのファイル情報

Amazon Photosでアップロードするとファイル名が変更されてしまうので、対応する写真データ同士を同じ色のマーカーで塗っています

アップロードの仕方によってRAWデータのファイルサイズが全く違うことが分かります

Amazon Driveアプリが共有メニューに表示されない場合

共有メニュのアプリが表示されている一覧の右端の『その他』をタップします

候補の中からAmazon Driveをタップします

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