2021年6月に発売されたLogicoolのiPad Pro 11インチ用の COMBO TOUCH キーボードを購入しました
本記事ではCOMBO TOUCHキーボードを約3週間使用した感想とCOMBO TOUCH キーボードの直接のライバルであるApple純正 Magic Keyboardとの比較解説を行います
COMBO TOUCHキーボードを購入した理由
ブログの執筆作業や、Lumafusionを使った動画編集をもっと快適にすることを目的に、トラックパッド付きのキーボードを探していました
iMac用のMagic KeyboardとトラックパッドをiPadに繋げて使うことで、iPadの使い勝手がかなり改善さることは体感していたので、このMagic Keyboardとトラックパッドの組み合わせと同じくらいの使い心地を再現できることがキーボード付きケース選択の条件でした
Amazonで検索をすると、1万円以下の安いトラックパッド付きキーボードの中にも評判の良いものが見つかりますが、キーボードの打鍵感・トラックパッドの操作性・その他の機能性を考慮するとなかなかこれだというものに巡り会えません
Apple純正のMagic Keyboardを買うしかないのかなぁと考え始めるも・・・値段が高すぎて購入に踏ん切りがつかず数ヶ月が経過・・・そんな時に登場したのがLogicoolのCOMBO TOUCHキーボードでした
COMBO TOUCHは、昨年発売されたFOLIO TOUCHで評判の良かったキーボードとトラックパッドの性能はそのままに、キーボードが脱着できるようになり、さらに重量が約70g軽量化されました
Logicoolはキーボードやマウスの老舗メーカーであること、前モデルのFOLIO TOUCHの評判が上々であること、何よりApple純正のMagic Keyboardと比較して1万円以上安い価格なのに、純正キーボードを上回る機能があることが購入の決め手となりました
COMBO TOUCHの化粧箱▼
COMBO TOUCH キーボード外観
COMBO TOUCHはキックスタンド式のキーボード付きケースです▼
キーボードとトラックパッド以外の本体表面はシンプルなグレーの織物素材で覆われていて、スッキリとした見た目が良い感じです
織物素材のおかげで、手が汗ばんでも表面がベタつかない点も気に入っています
ケースを付けた状態でApple Pencilの充電ができます▼
キーボードとiPadを2分割できる構造になっています▼
iPadのケース側にはSmart Conectorの端子が付いていて、このSmart Conectorを通じてiPadとキーボードが自動的に接続されるので、キーボード接続の為の設定は何も必要ありません▼
強い磁力でケースとキーボードが繋がります▼
ディスプレイ側にはキックスタンドが付いており無段階でディスプレイの角度調整をすることができます▼
ボリュームボタンと電源ボタンはこんな感じでカバーされます▼
COMBO TOUCH キーボードの使用感
約3週間、COMBO TOUCH使用する中で感じたの、良いところ、イマイチなところを解説します
COMBO TOUCHの良いところ
Bluetooth 接続の煩わしさが無い
Apple純正のキーボードと同じSmart ConnectorでiPadとキーボードが接続されるので、電源もBluetoothの接続(ペアリング)も必要ないのでiPadをケースに装着した瞬間から使うことができます
トラックパッドの反応が良い
購入後約3週間ほど使い込みましたが、トラックパッドの反応が前評判通りにとても良く、操作でストレスを感じることは一度もありません
価格の安いトラックパッド付きキーボードだと少なからず反応のや操作性の悪いものがあるようですが、LogicoolのCOMBO TOUCHはさすがと言える仕上がりです
期待をしていたiMac用のMagic Keyboardとトラックパッドと同水準の操作性で非常に満足しています
ポインタが思い通りに動き、SafariのWebページスクロールはヌルヌル、アプリの切り替え等のジェスチャー操作サクサク
iPad OSのマウスポインタの作り込みの高さと相まって、指のタッチ操作よりもトラックパッド操作の方が快適と感じられるほどです
COMBO TOUCHキーボードを購入してから、指を使ったタッチ操作をほとんど使うことがなくなりました
さらにCOMBOタッチキーボードのトラックパッドはApple純正のMagic Keyboardのものよりサイズが大きい点も気に入っています
キーボードの打鍵感・打鍵音が良い
トラックパッドの操作性と同様にキーボードの打鍵感についても非常に優れていると感じます
私自身が長く使っているiMac用のMagic Keyボードと全く同じ打鍵感ではないですが、違和感なく使用することができています
▼上がCOMBO TOUC 11インチ用、下がiMac用のMagic Keyboard
iMac用のMagic Keyboardの打鍵音はカチカチとした高めな音に対して、COMBO TOUCHの打鍵音はポコポコとした音、Magic Keyboardよりも落ち着いている印象です
打鍵音に関しても好みが分かれるところですが、個人的にはMagic Keyboardの打鍵音よりCOMBO TOUCHの打鍵音の方が好みです
キーボードのバックライト機能がある
キーボードにバックライトが付いていて、後述するショートカットキーでバックライトの明るさを無段階で調整することができます
私自身はブライドタッチが苦手なので、バックライトがあると暗い場所でもストレスなくタイピンぐすることができます
COMBO TOUCHキーボードのイマイチなところ
重い・・・
純粋に重いです
iPad Pro 11インチ(第1世代)の重量(468g)とCOMBO TOUCHの重量(574g)を合わせると1,042gになります
最新のM1 Macbook Air の重量1.29kgなのであと200gでMacbook Airの重量に並びます
iPadにCOMBO TOUCHキーボードを付けて使うのであれば、Macbook Airを買った方が良いと考える人もいると思います
ただし、Apple純正の11インチ用で比較するとMagic KeyboardはCOMBO TOUCHよりもさらに重たいので、しっかりとしたキーボードを作ろうとするとどうしても重くなってしまうのだと思います
とにかく軽さが一番大事と考える人にはCOMBO TOUCHキーボードはお勧めできません
スピーカー用の穴が一部塞がれる(iPad Pro 11インチ第1世代限定)
COMBO TOUCHキーボードはiPad Pro 11インチ(第1世代、第2世代、第3世代)に対応しています
iPad Pro 11インチ(第1世代)とそれ以降ではスピーカーの位置と大きさが異なるため、iPad Pro 11インチ(第1世代)の場合には下の写真のようにスピーカーの約半分がケースに完全に覆われてしまいます
私自身は音量や音質の劣化を全く感じていませんが、音質にこだわりがある方はご注意ください
Apple純正 Magic Keyboardと比較すると設置場所に奥行きが必要
キックスタンドで角度を調整する方式なので、角度を付けて(寝かせて)使う場合には純正キーボードより設置場所に奥行きを必要とします
私自身は不都合を感じたことはありませんが、狭いデスクを使っている人や新幹線のテーブルのような狭い場所で使うことを想定している方は使いづらく感じるかもしれません
ただし、COMBO TOUCHはキーボードを取り外すことができるので、キーボードを使わない場面ではMagic Keyboardよりも省スペースで済みます
膝の上で使いづらい
私自身は身長が高め(180cm弱)ということもあり、膝の上でもCOMBO TOUCHキーボードを快適に使うことができています
身長が低めの方や女性はキックスタンドの角度をあまり寝かせることができないので、膝の上では使いづらいかもしれません
膝の上で使えればラッキー程度に考えていた方が確実だと思います
Apple純正のMagic Keyboardはキックスタンド式ではないので、COMBO TOUCHよりも膝の上で使いやすいです
COMBO TOUCHとApple純正 Magic Keyboardの比較
Amazonでは1万円以下のトラックパッド付きキーボードが沢山販売されていますが、今回はトラックパッドの操作性とキータッチは妥協したくなかったので、これら格安のキーボードは比較の候補から外しました
Logicool COMBO TOUCH | Apple Magic Keyboard | |
価格 11inch ( 12.9inch ) | 22,770円 ( 26,730円 ) | 34,980円 ( 41,580円 ) |
重さ 11inch ( 12.9inch ) | 574g ( 780g ) | 約600g (約700g) |
キーストローク | 1mm | 1mm |
ショートカットキー | ◯ | ✖️ |
キーボード バックライト | ◯ | ◯ |
トラックパッド | ◯ | ◯ |
USB Cポート | ✖️ | ◯ |
保証期間 | 2年間 | 1年間 |
COMBO TOUCHキーボードの優れている点
価格が安い
Apple純正のMagic Keyboardはとにかく値段が高いのがネック
11inch iPad Pro用は34,980円、12.9inch用は41,580円と非常に高価です
一方で、COMBO TOUCHキーボードはMagic Keyboardと同水準かそれ以上の機能を持ちながら、Magic Keyboardより1万円以上安い価格で購入することができます
角度調整の範囲が広い&Apple Pencilと併用しやすい
Apple純正のMagic Keyboardはフローティングデザインを採用し、角度調整の範囲が狭いが故に、Magic Keyboardを取り付けたままApple Pencilを使うことができません
対してCOMBO TOUCHは角度調整の範囲が広く、自分の好みに合わせて自在に角度を調整することができます
角度を水平近くまで寝かせることもできるので、キックスタンドをさっと寝かしてキーボードを付けたままApple Pencilを使うこともできます▼
ショートカットキーが付いてる
COMBO TOUCHキーボードにはショートカットキーが付いています
対してApple純正のMagic Keyboardはショートカットキーがありません
画面の輝度調整やボリューム調整などは頻繁に行う操作なので、ショートカットキーがあるととても便利です
- ホーム
- 画面の輝度調整
- オンスクリーンキーボードの表示/非常時
- 検索
- キーの輝度調整
- メディアコントロール(再生/一時停止/進む/戻る)
- ボリューム
- 画面ロック
保証期間が長い
COMBO TOUCHの保証期間は購入日から2年間です
保証期間は一般的に1年であることが多いので、この辺はLogicoolの製品の品質に対する自信を感じます
Magic Keyboardは他のアクセサリと同様に保証期間は1年で、iPad購入時にAppleCareに加入していればMagic Keyboardも一緒に保証延長の対象となり保証期間が2年になります
Apple純正Magic Keyboardが優れいている点
USB Cポートが付いてる
Magic Keyboardのヒンジ部分にUSB Cポートが付いてます
充電中の見た目がスッキリするのと、Magic KeyboardのUSB Cポートで充電しつつ、iPad本体のUSB CポートにSSDやSDカードリーダーを接続しながら使うことができます
省スペース
COMBO TOUCHのイマイチなところで解説の通り、Magic Keyboardはフローティングデザイン(画面が手前側に迫り出してくるデザイン)なので、COMBO TOUCHキーボードと比較をするとiPad背面のスペースを必要としません
奥行きが狭いデスクや膝の上でもより使い易いメリットがあります
純正ならではの性能
純正品なのでキーボード・トラックパッドの性能ともこれ以上のものはないでしょう
見た目たがかっこいい
個人の好みですが、素直にかっこいいデザインだと思います
Apple信者としては憧れのキーボードです
まとめ:COMBO TOUCHはどんな人におすすめ?
- Apple純正のMagic Keyboardを検討している人
- キーボードの打鍵感やトラックパッドの操作性にこだわる人
- キーボードとApple Pencilを併用する人
におすすめです
COMBO TOUCHは Apple純正のMagic Keyboardと同等以上の機能を備えながら純正よりも1万円以上で価格が安いです
キーボードの打鍵感やトラックパッドの操作性も優れており、Magic Keyboardと遜色ありません
さらにキーボードとApple Pencilの両立を考えると、角度調整の範囲が広く、ケース付きのままキーボードの取り外しができるCOMBO TOUCHに軍配が上がります
- 純正よりも1万円以上安い価格
- 純正キーボード以外で唯一 Smart Connector に対応
- 角度の調整範囲が広くApple Pencilが使い易い
- 純正にはないショートカットキーを搭載
- 純正並の打鍵感とトラックパッドの操作性
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