本記事では、シネマチックな動画に欠かせない黒帯(レターボックス)の画像素材をiPhone・iPadの無料アプリを使って作成する方法を解説します
レターボックスのPNG画像は、クリエイター向け音楽配信サイトのPremium Beatさんが太っ腹にも無償で公開してくれています
「上記サイトからうまく素材をダウンロードできない」「見知らぬサイトからダウンロードしたくない」「レターボックスの画像素材をどうしても自分で作りたい」という方は本記事をご覧下さい
それ以外の方は、手間をかけず上記サイトからサクッと画像データをダウンロードすることをおすすめします
作成したレターボックスのPNG画像をiPhone・iPadの動画編集アプリを使って動画に反映させる方法についてはこちらの記事で解説しています => 【iPhone/iPad動画編集】超簡単!映画風の黒帯の付け方
2.35:1(シネマスコープ)サイズのレターボックスの作成方法
今回は4K 16:9のアスペクト比を4K 2.35:1(シネマスコープ)に変換するレターボックスを作成します
*4Kで作成しておけばフルHDやHDの動画にも使うことができます
本記事の最後に1.85:1や2:39:1の解像度を掲載しておきましたので、2.35:1以外のレターボックスを作成する場合の参考にしてください
2.35:1のレターボックスのサイズ
- 4K アスペクト比「16:9」の解像度は「3840 x 2160」
- 4K アスペクト比「2.35:1」の解像度は「3840 x 1634」
上記より4K 16:9を4K 2.35:1に変化するレターボックスのサイズは3840 x 263になります
この数字をもとにレターボックスの画像を作成します
Vectornatorを使ってPNG形式のレターボックス画像を作る
Vectornatorというグラフィックデザイン用のiPhone・ipadアプリ(無料)使ってレターボックスを作ります
3840 x 2160 のキャンパスを作る
アプリを立ち上げたら、カスタムサイズを選択し、表示される入力画面より単位:「ピクセル」を選択した後、4Kの解像度である「幅3840、高さ2160」を入力し作成をタップします
上段のレターボックスを作る
左側のメニューバーの中から四角形のアイコンの図形の描画ボタンをタップし四角形の図形を作ります(後でサイズ調整するので適当な大きさでOKです)
作成後、画面下中央のあるボタンをタップし詳細設定画面を開きます
まず初めに、ページ上段に表示されているメニューバーの一番左のブラシの絵をタップし図形の色を指定します
「塗り」をタップして表示されるカラーパレットの黒色の領域を選択します(パレットの一番下の領域は全て黒色です)
次に、画面上段のメニューバーの左から2番目のボタンをタップし図形の位置とサイズを調整します
図形の位置は「XもYも0」を指定します
サイズは「幅3840、高さ263」に設定します
入力が完了したら「アレンジ」と書かれた領域を下にドラッグし入力メニューを閉じます
レターボックスの上段が出来上がっているはずです
下段のレターボックスを作る
下段のレターボックスの位置は「X:0、Y:1897」を入力します
サイズは上端と同じ、幅3840 高さ263に設定します
PNG画像ファイルの書き出し・写真アプリに保存
上下のレターボックスが完成したら下記の手順に従い、書き出しのファイル形式にPNGを選択します
PNGを選択後、Saveをタップし、画像を保存を選択すると、作成した画像ファイルが画像アプリに保存されます
以上でPNG形式の画像ファイルが完成しました
今回作成したPNG形式のレターボックスの画像ファイルを、iPhone・iPadの動画編集アプリを使って動画に反映させる方法はこちらの記事で解説しています => 【iPhone/iPad動画編集】超簡単!映画風の黒帯の付け方
付録:代表的なアスペクト比と解像度
アスペクト比 |
解像度規格 |
解像度 |
16:9 |
フルHD |
1920×1080 |
4K |
3840×2160 |
|
1.85:1 |
フルHD |
1920×1038 |
4K |
3840×2076 |
|
2.35:1 |
フルHD |
1920×817 |
4K |
3840×1634 |
|
2.39:1 |
フルHD |
1920×803 |
4K |
3840×1607 |
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